山田 健一 九州大学・薬学研究院・教授 研究室HP 蛋白質機能の多様性は、翻訳後修飾によるものであり、求電子的修飾もその大きな役割を果たしています。代表的な求電子性分子である「酸化脂質」は、近年、炎症や細胞死の原因に密接に関与していることが報告されています。しなしながら、実際に研究に利用できる酸化脂質は限定的であるため、蛋白質機能との関係もほとんど理解できていませんでした。そこで本研究では、システイン含有蛋白質と反応しうる酸化リン脂質を検出し、その解析及び評価することを目的とします。